結局IntelとAMD、CPUはどっちがいいのか
2020年現在でCPUはIntelのCore シリーズか、それともAMDのRyzenシリーズどちらが「買い」なのか、今回はそんなテーマ。
最近の筆者はヤフー知恵袋で質問に答える事にハマっているのだが、そこで多く寄せられる質問の一つに「CPUはIntelとAMDどっちらがいいのか?」といった旨の物がある。多くは「Intelの〇〇にしようと思っているがAMDでも大丈夫なのか」といったIntelは知ってるけどAMDなんて大丈夫かって感じの不安的な質問も数多い。
確かにIntelのCore iシリーズの方が有名だし、過去には実際の性能でもIntelが圧勝していた時代があった。過去形だ。
先に結論から言おう今CPUを選ぶならAMD Ryzen一択だ。
細かいデータの提示は他のサイトでいくらでもやっているし、初心者にはわかりにくいのでこれらは触れずに解説していこうと思う。
まずは値段だ。
同性能帯で比べた場合圧倒的にAMDが安い。
怪しい中華製品のせいで安い=悪いといったイメージがある人もいるが、AMD Ryzenの場合は安いがIntelを上回っていると断言しよう。
さらに性能が段違いレベルだ。
まず最新RyzenとCore i シリーズだとプロセスルールが違い、Ryzenの方が7nmと一歩先を進んでいる。
「どゆこと~?」って人の為に簡単に言うと14nmのプロセスルールを使っているIntelは爆熱でコア数を増やせないと言った所だ、しかもIntelは2022年まではこれらの根本的な設計を変更しないとまで発表している(ボロ負け状態なので変わるかもだけど)
ついでにゲームはIntelが最適なんて半分嘘だ。
Intelの方がゲームには向いているって事で、Core iシリーズを選択する人が多いが、実際検証データをみるとプレイに影響があるレベルでの差は見られないのが実情だ。
シングル動作クロックが高い方がゲームに有利な事は事実ではあるが、プロゲーマーレベルでも無い限り誤差と言えるほどの差でしかない。
またゲームにおいても多コアCPUに最適化されていけば、この優位性が根本的にひっくり返る可能性もある。
高価で性能の劣るIntelCPUが今でも売れ続けているのは
「有名だから安心」などと言う幻想と、一定の信者がいるおかげだ。
まだ動作クロックはIntelが上回っているという優位性も残っているが、これも誤魔化された結果だという悲しい現実がある。
多くのユーザーはCPUを選ぶ時、あまりTDPなど熱問題をスペックとして重要視しない傾向がある、なので無理やりOC気味に調整されたIntelCPUをクロックが高くてAMDより良いなどと思ってしまうのだ。
パソコンはトータルバランスが大事だ。
とにかく高クロックなものや高性能なものを選べば性能が上がるといった単純な物ではない。
時には電圧を下げたり、クロックを下げたりした方が良い結果が出ることもある。
車で言うところのデチューンだろうか。