中国批判声明 みんな感情で考えすぎ
Twitterを眺めていたらこんな話題で盛り上がっていた。
簡単に言ってしまえば、中国批判声明、共同声明を出すことを米国や英国に打診されたが日本が断った。→けしからん！ といった具合だ。
先に誤解が無い様に言っておくが、筆者も中国に対して良い感情を持っていない、中華製品は警戒するし、報道を見ている限りでは国民性も好きではない。
それでも一度そんな感情は抑えて客観的に、これがそこまで目くじらを立てて怒ることなのかを考えてみよう。
テレビやネットニュースなどに煽られ米国寄りの意見に流されがちな日本市民だが、中国の立場になって考えたらどうだろうか？
中国からしたら香港はイギリスから返還されたものの、中国の自治権は無く外国の思想や法律が国内で好き勝手にやっている、悪く言ってしまえばこんな感じだ。
もし日本の沖縄がアメリカの法律に準じていて、日本の法律では何も口出しできない状況だったらどうだろう？
まぁ実際問題として米軍基地や在留米兵などは治外法権なわけだが、仮にそんな日本の法律で罰せられない彼らが日本人を殺そうがレイプしようが、相手が引き渡さない限り罰することが出来ない。好き放題されてしまうのだ。
これは以前沖縄で問題になったので記憶にある人もいるだろう、日本の警察に引き渡されたじゃん！って印象が有る人もいるだろうが、こういった悪事を働いた人たちが全員引き渡されたわけでは無い事を付け加えておこう。
ここまで話しても「中国は悪い国だから香港は自由のほうがいい！」と考える人は多いだろう、それはそれで考え方として間違っている訳ではないし否定する気も無い。
ただ問題として、中国や韓国への否定的な意見に日本国民が偏っている事と、それが何らかの思惑で集中的にそうなるように報道されている背景がある事だ。
これだけ報道の自由が謳われている日本なのに、中国や韓国に対して肯定的な報道はほぼ無いに等しい。
その方が視聴者受けするからか、スポンサーの意図なのかは分からないが中国や韓国と仲良くするべき、なんて意見が報道されているのは見たことが無いレベルだ。
よく韓国や中国の反日活動などが盛んだとか、日本の企業が理不尽に迫害されてるだとかの報道を見かけるが、実際に韓国や中国に観光に行った人たちからは、そういった迫害を受けたり反日活動などを感じる事は無いと言う。
もちろん反日活動や、日本をよく思っていない人たちやそういった思想の人たちもいるのだろうが、そちらの方が少数派・もしくはごく一部の人間だけなのかも知れない。
経済や防衛に関して考えてみても、近隣諸国やアジア圏でその活動を協力し強化した方が立地などの面から見ても有利に働くだろう。
アジア諸国が経済や防衛で協力されてしまうと困るのはどこだろうか？
そういったアジア経済活動の協定がどこかの国によって邪魔された記憶ありませんか？
尖閣諸島、竹島、北方領土の問題で、多額のお金を払って雇っている軍隊は守ってくれましたか？
最後にもう一度言いますが、香港の事が正しいとか間違っているとか言いたい訳でも中国の味方をしているわけでもありません。
いろいろな可能性を考えてみているだけですのであしからず。
