レジ袋有料化は消費者だけでなく労働者も痛めつける
スーパーなどでは当たり前となってきたレジ袋有料化。
まず、なぜこんな事が始まったかと言うと
「プラスチック製品で自然に還らない」「海洋生物などが誤って食べてしまう」「ごみ削減につながる」「焼却処分は地球温暖化につながる」「石油資源の消費抑制」など、地球環境と結び付けた内容となっています。
環境問題に取り組むのは結構な事だとは思うけど、プラゴミ排出量においてレジ袋が占める割合って低いし、そもそも生分解性プラスチックを使えばよいのでは無いだろうかといった疑問も同時に浮かび上がる。
そもそも、コンビニで毎日300~600㌧も廃棄される弁当やその容器の方が問題だと思う、スーパーでも同じでレジ袋よりも肉や魚が入れられたプラや発泡スチル容器の方が大量のゴミになっている事は容易に想像できる。
消費者の立場として、レジ袋が貰えないというのは地味に不便を強いられているが、販売する側も中々大変だ。
レジ袋を出すか出さないかでその都度小さな対応を求められるし、コンビニなどは顧客一回のあたりの買い物が小さいのでその手間はもっと顕著だろう。
コンビニの場合は、一回の買い物の荷物サイズが小さく、弁当や飲料水・その他の小物などが殆どで、スーパーの様に大きな袋が必要になる場面は少ない。
小さな袋を付けるか付けないかイチイチ客に聞かなければならないコンビニ店員の気持ちを考えると切ないものがある。
スーパーとは客層が違い、1円安くするためにとなりのスーパーまで行く様な客ではなく、多少割高でも利便性を優先して買い物をする場合にコンビニは利用される。
つまり、スーパーではレジ袋を渡さない事が標準で構わないが、コンビニでは有料レジ袋を渡すのが標準とするのが効率的な対応だ。
しかしこうなると問題がある、有料の袋を黙って渡し料金が上がってしまうのはトラブルの元だ、そういったトラブルを回避するとなると毎度「レジ袋が必要か」と確認する事となってしまう。
結局の所、どちらの立場にせよ慣れてしまえば大した問題ではないのかも知れない。
だがレジ袋よりももっと考えるべき対策すべき箇所があるのではないかって話だ。