AMD Ryzen「Zen 3」デスクトップ向けCPU発表「Ryzen 5000」
注目を集め続けているAMDから新アーキテクチャを採用した第3世代RyzenZen3が発表され、11/5に発売予定とのこと。
コア数やスレッド数に変更がないのは、他コア房の筆者には少々残念ではあるが、新アーキテクチャの採用により、クロック当たりの命令実行数(IPC)は「Ryzen 3000」シリーズよりも約19%向上、1Wあたり24%のパフォーマンス向上を実現したと発表した。
ベース・ブーストクロックにも大きな性能向上は見られないが、ダイレイアウトが4コア単位から8コア単位になり、L3キャッシュ容量が倍増している。
CPUダイ上のコアの近くに配置されるメモリーが増えた事で、全体的なレイテンシーが削減されるため、CPUが関わる動作で反応が高速化する。
ベースクロック | ブーストクロック | コア/スレッド | キャッシュ | 熱設計電力(TDP) | 価格 | |
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Ryzen 9 5950X | 3.4 | 4.9 | 16/32 | 72MB | 105W | 799ドル(約8万5000円) |
Ryzen 9 5900X | 3.7 | 4.8 | 12/24 | 70MB | 105W | 549ドル(約5万8000円) |
Ryzen 7 5800X | 3.8 | 4.7 | 8/16 | 36MB | 105W | 449ドル(約4万8000円) |
Ryzen 5 5600X | 3.7 | 4.6 | 6/12 | 35MB | 65W | 299ドル(約3万2000円) |
Intelを意識してか、ゲーミングに最適な事を主張している。
クロック数やコア数に目がいきがちではあるが、レイテンシーを減らしたりワットパフォーマンスを上げることにより、Zen3はユーザーにとってより良いゲーミング環境を得られる可能性がある。
発売されれば、有志の人たちが様々なベンチを取ってくれると思うので、RTX30シリーズと共に注目していきたいCPUだ。
その辺りも情報が集まり次第、当ブログで紹介したいと思う。