ブランド物好きは無能
GUCCI、HERMES、VUITTON、数えだしたらキリが無いブランド物と言われる商品達は、デパートや洋品店などで売られている一般メーカーの商品より高価である。
しかしその値段に見合っただけの性能や品質はあるのだろうか?
そんな風に思う人も少なくは無いだろう。
値段を気にせず商品単体として見た場合、財布などであれば革の品質や縫製の丁寧さには一定の評価に値する点はあると考える。
だが品質だけの問題であれば、これらブランド物商品の半額以下で同等品質の商品は作れるであろうし、利益も十分に出せる範囲で可能だ。
では品質以上の値段を払ってまで、ブランド物を購入する意味とは何なのだろうか?
またブランド物を好み購入する人の特徴、心理などを見ていこう。
・ブランド物を購入する意味
まず先程も述べた様にブランド物は高価だ、コスパで見たら最悪ではあるものの高価であるという点に価値がある。
高価なものを持つということはそれ自体がステータスであり、財力があることのアピールとなるだろう。
また値段を気にしないのであれば品質は確かな物であり、流行りを気にしなければ長年使っていくことも出来る。
10年使えるのであれば、逆にコスパが良くなってしまうかも知れない。
デザインも一流と呼ばれるデザイナーが手掛けており、安物とは違う洗練されたデザインや新しいファッションを生み出すのはやはりブランド品であろう。
安物は結局の所、そういったブランド品のデザインなどをパクってデザイン料や材料コストなどを削減し販売しているメーカーがあるのも事実である。
・ブランド好きな人の特徴
本当のお金持ち・お金に余裕のあるセレブ達がデザインを気に入り所謂ブランド品を購入するのであれば、それは只の買い物だ。
ここで言う「ブランド好きな人」と言うのは、収入に見合わないブランド品を購入したがる人の話だと先に言っておこう。
ブランド品にすがっている
もとはノースウェスタン大学の実験からです
2つのグループ
①ハイパワーグループ(自分が他人に影響を与えたり成功した体験を紙に書きだして思い出してもらったグループ)
②ローパワーグループ(過去に無力感を感じた体験を紙に書きだして思い出してもらったグループ)
に分けた上で、全員にオークションサイトで値付けをさせた。
その結果、②ローパワーグループは高級なペンやブランド品のバッグや帽子といった高級品を買いたいという傾向が大きく増えた。
つまり、無力感を感じるとブランド品や高級品が欲しいと思うようになり浪費しやすくなる。
という結果となった。
②ローパワーグループは多くの人が注目している商品ですと言われれば言われるほど高額な商品でも購入したいと思う傾向が高かったということです。
自尊心が低くなっているので力を持っているものにすがろうとしてしまうわけです。
ブランドのロゴがしっかり見えるような商品を好むようになる傾向もあるようです。
ブランド品を好む人は、自分に自信がない人。
それゆえ他者が価値があるとした物にすがってしまうという事です。
根拠の無い自信は困りますが、自信の無い人は判断速度が遅く決定力・行動力・リーダーシップが低く、結果として仕事などでも「ブランド物好きは無能」となってしまうのです。
ブランド品自体は悪い物ではなく、
それを購入しようと思う理由に問題があるのです。