ひろし店長のススメ

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Mac Pro(2019)用SSDキット発売。アップグレードが可能になるもお値段が・・・。

アップルが、Mac Pro向けのSSDキットを発表しました。

容量サイズは、1TB、2TB、 4TB、8TBの4種類。

Mac Pro購入時の構成選択で256GB~8TBを選択できるようになっている。

あとからでも必要な容量に内蔵SSDをアップグレードする選択肢が出来たのは良いのだが・・・。

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Mac Proは内蔵SSDを最大2基まで装着可能だが、SSDキットはすべて2基1組なので、既存のSSDにキットを増設することが出来ない。

つまり今まで使っていた方のSSDは無駄になる上に、専用設計なので流用しづらい。

 

特にビックリしたのがそのお値段

税別価格

1TB:6万円

2TB:10万円

4TB:16万円

そして8TB:28万円

 

なんぞこれ?

MacProユーザーは本当にこれで納得してるのか!?

形状から察するに、恐らくM.2SSDMac専用に設計してある物の様だが、M.2SSDは安いものなら500GB:8000円程度から購入出来る。

二枚セットで1Tだから16000円だが、それを6万円とは随分と強気である。

大容量SSDは汎用品でも割高だが8Tの28万円は流石にやりすぎではなかろうか、ハイスペックなPCがもう一台買えてしまう金額である。

 

過去にSonyも似たような独自路線でPCを出していた、そうVaioシリーズだ。

Macと同じ様にメモリなどが独自設計になっていたが、Vaioの場合は他社の汎用パーツより新技術が搭載されていたり、高性能だったりしたのだ。

Sonyも専用品で金儲けする意図はあったとは思うが、ここまで露骨ではなかったと思う。

しかしそんな殿様商売を続けたSonyのPCはどうなっただろうか。

この専用パーツのせいだけとは言わないが、今やPCのシェアの大半を失い本社から剥がされたのがVaioの末路だ。

ユーザーフレンドリーでなかった影響は大きかったと思う。

 

当時のVaioはそれまでの無骨なパソコンデザインのイメージを一新し、オシャレな家具のようなデザインで人気を集めていた、もちろんSONY製品だったのでハイスペックなラインナップも多く打ち出していた。

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この流れどこかで見覚えがありませんか?

 

そうMacも同じです。

 

AppleもかわいいデザインのiMacを打ち出し、

それまでの低迷を挽回したのだ。

 

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そして性能や操作性の為の独自規格ではなく

プリンターのインク商法よろしく、金儲けの独自規格が目立つ。

ライトニングケーブルもそうだ。

 

通常のSSDよりかなり性能が良いから高いんです、と言われれば納得もしようがあるが、「Mac使いたいならこのクソボッタクリSSD買えよ」と言わんばかりの値段設定は気分が悪くなる。

 

Macが優れている部分も勿論ある

筆者も何度かApplePCが欲しいと思ったこともある

しかしMacブランドにしがみついて物を売る姿勢はどうしても気に入らない。

 

スティーブ・ジョブズが存命だった頃のMacは素晴らしいものを作り出し、値段に見合うだけの新しい体験や価値がある物だった。

しかし今やハリボテのブランドバッグと変わらない物となってしまった。

ブランド物にステータスを見出せる人達だけに売っていくスタイルらしい。