本当にタバコを辞める方法は禁煙パイプや電子タバコではない。
よくタバコの代替品としてタール・ニコチンフリーの電子タバコなどが、さも禁煙に有効だとばかりの宣伝を目にしたことがありませんか?
アイコスやグローなども、紙巻きタバコに比べたら害がすくないから健康的だとかって話もありますが、こちらも十分な検証がされていない研究結果ばかりで有害・無害どちらとも言えず眉唾物です。
そもそもそんな事を言ったら、タバコが有害とする説も疑わしい点がいくつかあるのですが、その話は今回の件とは大きく逸れてしまうのでまた別の機会に。
アイコス・グローは逆に喫煙量が増える
これは筆者の実体験からの話で、人によってはそうでもないかも知れませんが、紙巻きからグローに変えた時には、喉のイガイガや痛みが軽減され、吸いすぎた次の日でも体調が悪くなることが少なくなりました。
ですが摂取できるニコチン量が少なく、さらに不快感が軽減された事により結果的に喫煙する本数が増えてしまった、という事態になってしまいました。
最終的に紙巻きよりも2~3倍の喫煙量となり、これは健康がどうこうの前に金銭的に悪すぎます。
ニコチンフリーはそもそも意味がない
喫煙者はなぜタバコを吸いたくなるのか?
それはニコチンを摂取したくなるという身体的依存性があるからです。
つまりニコチン・タールフリーで体に超いいよ!みたいな電子タバコ(?)、電子パイプと言うべきでしょうか、こんなのを禁煙目的で使用するのは赤ちゃんのおしゃぶりよりも役に立ちません。
例えばローランドが広告塔になっていることで有名なコレ
ニコチンもタールも無いくせに電子タバコと銘打つこんなが、禁煙に役立つことはありません。
手癖でタバコ的なにかをしゃぶっていたいという気持ちは痛いほど理解出来ますが、禁煙を本当に志すのであれば、その手癖や習慣から見直すべきでしょう。
せっかく禁煙していても、この偽タバコを咥えることで逆にタバコの習慣を体が思い出して、本物のタバコを恋しく思ってしまうかも知れません。
結局、禁煙外来行けって話
結局の所、タバコ依存症は身体的依存が強い事から立派な病気と言えます。
素直にお医者さんに見てもらいましょう。
根性でタバコを辞める人もいますが、禁煙外来であれば経口薬で比較的楽に依存症から開放してくれます。
処方される薬は院によって違うかも知れませんが、筆者が処方されたチャピックスという薬(2周間分)で禁煙することに成功しました。
この薬を服用することで、タバコが自然と不味くなり、というより欲しくなくなりますので、服用期間中もタバコを普通に吸って良いとのこと。
実際そのとおりでした。
人によって効き目に差や副作用があるかもしれませんが、筆者の知り合いも数人この禁煙外来の経口薬で禁煙しています。
タバコ依存症は病気です、直したければ素直に病院に行きましょう。