ゲーム実況は難しい ~新規で始める時の心構え~
これからゲーム実況を始めようと考えている人もいるかもいるかと思います。
このゲームの実況をやってみたい、あの実況者の様になりたい、始めようと思うキッカケはそれぞれでしょう。
筆者も趣味ついでに初めてみましたが、これが中々難しい。
ということで、どんな事が難しいのか、ゲーム実況を始める前に知っておいた方が良いかもしれない心構えなどを紹介します。
労力に対して伸びない
他ジャンルのYoutubeやニコニコでの配信でも同じ事が言えますが、ゲーム実況というじゃんるで新規参入した場合、基本的に再生数や登録者数は伸びないと考えた方が良いでしょう。
また動画作成には非常に労力が掛かります。
ゲームが好きだから大丈夫!と安易に考えると、簡単に失踪実況者となってしまうかもしれません。
やり方や方向性にもよりますが、まずはゲームプレイの収録、そして編集、さらにはサムネの作成、タイトルや概要の内容も考える必要があります。
これらは手抜きをしようと思えば幾らでも出来ますが、毎日何万本もUPされている動画界の中で少しでも目立つ為には、クオリティを上げる事は必須かも知れません。
そんな労力と時間を使って、投稿してもYoutubeで0~10回、ニコニコでは20~100程度しか再生されない事が多いのが新規ゲーム実況者の現実です。
顔や声がとても可愛い女性や、喋りや内容が飛び抜けて面白く無い限りは、一気に伸びたりはしないと思っていた方が精神衛生上良いでしょう。
お前の才能が無いんだよ、とか思う人もいそうですが、
筆者のゲーム実況の場合、現在の状況を一例に御覧ください。
ゲームシリーズ2作品、動画数約100
総再生数1170、チャンネル登録者6人
これが一般的なのか、低いのか、上々な結果なのかは分かりません。
同じくらいの活動でもっと伸びる人もいれば、伸びていない人もいますので参考データ程度に考えて下さい。
個人的には労力に見合っているかどうかは置いといて、これだけの人が自分の動画を見てくれているのだと純粋に嬉しく思います。
大手と言われる実況者に比べたら雀の涙程度なのかもしれませんけどね。
この数字を見て「こんな少ない再生数じゃクソだなwww」と思う人は恐らく続けられませんので、ゲーム実況自体を諦めたほうが良いかも。
ゲームが純粋に楽しめなくなる
ゲーム実況を始めようと考える人は、やっぱりゲームが好きな人が多いと思います。
しかし投稿を開始すると、視聴者数の多い少ないは別として、見てくれる人の為に最後までやり遂げなくてはならない使命感や責任感が出てきます。
自分では無く見る人を楽しませる必要性もあり、視聴者の為に定期的に動画をアップするなどの自分への有る種の制約めいた感覚が生まれて来るのです。
こうしているうちに「このゲームやりたいな」から「あのゲームの続きをやらなきゃいけない」といった具合に気持ちが変化してしまうこともあります。
筆者の場合、今がその状態です。
このゲーム、単純にプレイしていて楽しいのですが、実況動画としては少々継続していくのに難を感じ始めています。
街を作り、ゾンビから作った街を守る。といったゲームなのですが、現在配信しているキャンペーンモードではクリアしてまた次のステージで似たようなプレイを繰り返す事が多く、動画として見せ場が作りにくいのです。
キャンペーンモードクリアを目標に開始してしまったので、途中で投げ出す訳にもいかず、毎回話す内容に頭を悩ませている状態となっています。
縛りプレイや、特殊なプレイを導入すればある程度体裁は保てそうではありますが、その場合ゲームの難易度も高めになっているのでクリア自体が難しくなってしまい、あまり無茶なプレイが出来ないといった事情もあります。
ちょっと話が脱線しすぎましたが、要するに配信がメインとなっていくので、ゲーム自体を純粋に楽しめなくなる可能性もあることを留意したほうが良いですよって事です。
パソコンや機械の知識が必要
筆者の場合は、パソコンや電子機器の類いが大好きなのでまったく問題になりませんが、これらに詳しくない人は苦労する場面があると思います。
昨今ではPS4だけで収録編集が出来たりはしますが、クオリティや作業効率を考えるとパソコンでの作業は出来たほうが何かと便利です。
録画してそのまま無編集でポンとUPするのであれば必要ないかも知れませんが、その場合は、喋りや構成がよほど上手くない限り面白くない動画になってしまう可能性があります。
ゲームの種類によってはキャプチャーボードが必要になったり、他にも重要な要素である実況の音質を上げるためにマイクにこだわってみたり、パソコンで収録する場合はオーディオインターフェースが必要だったりと、簡単に配信出来るようになったとは言っても、何かと必要な物や知識が多いです。
しかし、興味をもって自分で調べたり勉強さえ出来ればそれ程難しい物は無いので、どれだけゲーム実況という物に熱意が有るかで継続出来るかどうかが変わってくるのではないでしょうか。
お金も掛かる
ゲーム本体やソフト代金も必要ですが、問題はマイクや編集用のPCなどの機材代金。
何を・どの程度・どうやるか、で掛かる金額は変わってきますが、クオリティをあげようと考えた場合、結構なお金が必要になります。
一例として筆者の収録環境。
マイク
Shure Beta58A
オーディオインターフェース
Roland QUAD-CAPTURE UA-55
PS4Pro本体
これに編集用自作PCが約20万円、ざっくりとした総額30万円程度の環境で収録・編集を行っています。
筆者の場合、音楽関係の作業も行っていたのでセミプロレベルの音楽機器がありましたが、そのあたりはもう少し安価なものを使っても全然大丈夫だとは思います。
自分は機械が好きなので、機材にお金をかけてしまう癖がありますが、機材にこだわらなかったとしても、それなりにお金がかかる事は頭の片隅に置いておいたほうが良いでしょう。