Youtube、クリエイターに1円も支払わない貪欲プログラム
YouTubeはクリエイターに広告収益を分配するYouTubeパートナープログラム(YPP)を実施しており、要件を満たしてYPPに参加するクリエイターはムービーの再生数などに応じて収益を受け取ることが可能です。
これまで要件を満たさない小規模クリエイターはYPPに参加できず、ムービーに広告を表示させたり、そこから収益を受け取ったりすることはできなかったのですが、新たなポリシー変更によって「YPPに参加できないクリエイターのムービーにも広告が表示され、しかし収益はクリエイターに分配されない」ようになると判明しました。
要するに、広告の発生していなかった小規模のチャンネルに広告がつくが、収益はYoutubeがすべて頂く!って事だ。
無料かつ無制限の容量で、動画をアップロード出来るサービスとしては動画投稿ユーザーにとって有意義ではある。
しかし動画投稿者の多くは収益化を目指しており、収入がない状態こそ変化はないが、視聴者の多くは広告を嫌う傾向があり、広告がつくことによって成長途中のチャンネルの成長を阻害してしまう恐れがある。
YouTubeは1日で50億回もムービーが再生されますが、そのうち約90%が1000回再生にも達していないことが判明しています。
つまり広告収入の90%は、多くの登録者を抱える大手チャンネルからであり、残り10%の収益化出来ないチャンネルから、利益を搾取しようとする行動は貪欲極まりない。
サービス利用料だ、と割り切ることも出来るが、様々な動画投稿の場が増えてきた昨今において、もはや投稿者にとってわざわざYoutubeに拘る理由は無くなってくるかもしれない。
YoutubeのAIは結果主義という傾向が強く、大手チャンネルを優先的に再生されやすい位置に表示してきた。
そのため新規、新しい大手チャンネルが生まれにくいと以前から言われており、新しいヒーローが出てこない事は、視聴者にとっても”飽きる”原因となっていることを指摘されている。
このAIも常に改善や変更が加えられているが、基本的な仕様が変わっていないので、焼け石に水といった状態だ。