ひろし店長のススメ

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会社や経営者ではなく、自分自身を指弾してみては?

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「首を切れない社員は雇えない」 パソナ本社前で右も左も竹中平蔵に抗議

blogos.com

 

 「正規雇用と言われるもの(者or物)は、ほとんど首を切れないんですよ。首を切れない社員なんて雇えないですよ…」と語る竹中平蔵氏を指弾する抗議であったようだ。

以前にも所得制限付きベーシックインカムとして政策構想を語った平蔵氏に対して、同様の抗議活動があったが、彼らは竹中平蔵氏が日本人を貧しくした張本人と強い口調で語っている。

 

筆者は竹中平蔵氏の政策や思想はあまり好きではないが、意外と的を得た事を言っている事も事実なので、彼の発言や構想は興味深く見ている。

 

正社員の首を切れないといった事自体も、終身雇用の限界がシステム的に来ている事もあり、逆の視点で考えれば平蔵氏は人材派遣を活性化させた事により、正規雇用から弾かれた人達を救った、との見方もできます。

ちょっとこじつけた感じはありますし、実際は大企業に恩を売り政治資金や票を集めたかっただけだと個人的には思います。

 

とある著書に「労働者は首にならない程度に働き、経営者は労働者が辞めない程度の賃金を支払う」といった言葉があります。

この構図は正規だろうが非正規だろうが変わりません。

 

つまり気にするべきなのは、正規・非正規・派遣などではなく成果です。

仕事の成果が高い人間であれば、その優秀な労働者が辞めてしまわない様に高い賃金を支払うしかないでしょう。

 

ただしこの論法だと、無能な人は首を切られても仕方ないという事になってしまいますが、それでも自分の無能を棚に上げて経営者を指弾するよりは健全な気がします。

 

別に会社で働くだけが正解でもないですし、会社組織が合わないのであれば他にも生き方などいくらでもあるはずです。

田舎で野菜を育てても良いですし、発展途上の国などに移住してしまえば日本人は誰でもトップレベルの教育を受けた優秀な人材として扱われるでしょう。

 

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ちなみに、筆者はこうした抗議活動は好きです。

言っている内容はともかくとして、行動的・攻撃的な活動というのは見ているだけでも楽しいと感じます。

 

ただひとつ残念なのは、写真を見る限り抗議に参加している人が少ない事でしょうか。

日本人はもっと自分の意見を言っても良いと思っていますし、色々な事を考え・その意見を交換するためにも発言していって欲しいと考えています。