鬼滅の面白さが全然分からない
妹ちゃんの、これは可愛い。
大ブームを起こしている鬼滅の刃だが、これの面白さが筆者は全然分からなくて困惑している。
要素ひとつひとつは好きなのだ、るろけんなどの剣術物が好き、化物語やモノノ怪などの妖怪物も好き、ゾンビや吸血鬼物も好き、着物などの和風物が好き。
織り込まれた要素だけを考えたらドハマリしてしまいそうだと思うのだが、アニメ化され視聴してみたものの、3~4話見たあたりで「面白くない」と思い視聴中断、現在に至る。
個人の趣味嗜好なので、他の人が楽しんでいる所に茶々を入れるつもりは無いが、こうした意見もあるんだな~程度にお読み下さい。
ここまで流行っているのであれば、もう一度気持ちを新たに視聴し直そうかとも思ったが、どうしても興が乗らないので見直してすらいないのだが、なぜここまでブームをおこしている作品なのに面白くないと感じるのか、少々思考を巡らせてみたいと思う。
ストーリーが稚拙
王道と言ってしまえばそれまでだが、妹が鬼になる→戻せる根拠も無く人間に戻そうとする→鬼退治の修行する、ざっくりこんな流れなのだが、そのストーリーの根幹にある妹の鬼化が脅威でないのがネックだ。
鬼化当初は兄をも食い殺そうとしていた妹ちゃんだが
鬼のまま和解(?)
とても大人しく、一緒に戦ってさえくれる鬼妹ちゃんはまるでペットの様だ。
元に戻す必要があるのかとすら思ってしまうし、仮に人間に戻れましたとなった所で、妹が鬼である事への葛藤が無いので、感動もないだろう。
設定としてはアイアムアヒーローのゾンビに感染したJKが似ている気がしないでもない。
少しなら話せるし、人間を襲わない。
ついでにゾンビとも戦ってくれる点も似通っている。
パクリだどうだの話しをするつもりは無いが、鬼滅の妹は元に戻って欲しいと思わないが、こっちのJKには人間に戻って欲しいと思ってしまうという決定的な違いがある。
鬼・ゾンビ化する前の掘り下げや、共感できる描写の多さが決定的な違いかもしれない。
つまり鬼滅はストーリーの描写やキャラの掘り下げが甘く、共感出来なかったということなのだと思う。
主に子供からの人気が高いのは、読解力の差から来ているのかも知れない。
鬼滅はキャラクターも可愛いし、アニメの作画も良く出来ているし、先に述べた要素も多いので子どもたちの目にはクリスマスツリーのように写っているのかもね。