ひろし店長のススメ

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ボッチは悪いことでは無いと思うよ

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 学生時代のボッチ生活、同級生の無視や教員の無関心、それらを赤裸々に明かした漫画が考えさせられる物となっています。

 

 

全編読みたい方は下記リンクからどうぞ

 

image.itmedia.co.jp

 

無視された中学生時代、卒業後に再会した同級生や親は、その事に対して深刻に受け止めていなかったという事実がこの漫画の一番のポイントかなと思いました。

 

 

筆者もほぼボッチだった

ちなみに筆者も学生時代はほとんどボッチ状態でした。

というより自分から人を避けている傾向があったかも知れませんが、友達と呼べる人間は一人、多くてもせいぜい三人といった所でしょうか。

 

仲の良いグループが、花火大会などのイベントで多人数でワイワイやっていたり、何処かへ遊びに行こうなどと誘い合っていても、筆者が誘われることはまずありませんでした。

多少羨ましい気持ちもありましたが、もともと多人数より少人数で行動するほうが好きだったので、そのコンテンツ自体に大した魅力を感じないで済んでいた事もあり、惨めな思いをすることはありませんでした。

 

一人で昼食を取ることも多かったのですが、人に邪魔されず音楽や漫画を楽しめるので、特に孤独を感じることもありませんでした、筆者が特殊なだけかも知れませんが。

 

これは大人となった今でも変わりません。

 

何かに誘われれば”嬉しい”とは思いますが、同時に「つまらなそう」「面倒くさい」という感情も同時に湧いてきます。

 

大人になったので、そういった感情があっても無下に断ったりはしなくなりましたが、やはり面倒なので、人付き合いの為にイベントが必要であれば、逆に自分から発案・実行して他人を巻き込むようにしています。

 

こうすることで、ただの対外的な面倒事が主催する面白さに変換できます。

少し話が脱線したので元に戻します。

 

みんな都合の良い主観しか持たない

この漫画エッセイの最後で、無視をしていた同級生に再会するのですが、無視した当事者は覚えていない、もしくは事態を重く認識していなかった様子。

 

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 逆に考えてみると、無視されていたと思っていたのは作者だけで、周りの子達にそんな意識は全然無かった可能性もあります。

 

実際作中では、学校イベントの準備で和気あいあいと同級生達と作業する姿が描かれていますが、作者はその後は遊びに誘われることも無く、いつもどおりの無視だったと描いています。

 

この時に「私も一緒に行っていいかな?」と一言あれば、もしかしたら全然普通に「いいよー!」と返事があったかも知れません。

 

この作者が被害妄想だと責め立てるつもりはありませんが、考え方や感性はそれぞれの立場や人によって感じる事が違ってきます。

 

そしてそれを俯瞰して相手がどう思っているかを想像できる心の豊かさが重要だと考えます。

 

この漫画の場合、悪いのはどちらでしょう

自己主張がちゃんと出来なかった作者でしょうか?

それとも無視(?)や無関心だった同級生や教師・親でしょうか?

 

筆者の答えは、どっちも悪いしどっちも悪くない。

ちょっとずるいですかね(笑)

 

問題解決の方法

学校・友人関係・恋人関係・会社、どんな場面でも問題を解決する方法は、基本的にたったの3つしか無いと思っています。

 

耐える・逃げる・変える

 

この中から選択するしかありません。

それぞれ漫画エッセイを例にとって見ていきましょう。

耐える

今回、作者が取った解決策がこれです。

 

卒業まであと少しなので我慢して卒業してしまえば良いだろう。

 

社会人でも多くの人がこの”耐える”を選択します、

なぜなら一番リスクが低いと感じるからです。

 

人間、特に日本人はリスクや変化を嫌う保守的な民族です。

なので自分さえ我慢すれば、物事は何事もなく進み変化や軋轢が生まれる事は無く、一見リスクが最も少ない選択と言えるでしょう。

 

しかしその一方、問題に対して根本的なアプローチにはなっておらず、自分に掛かるストレスは解消されません、それどころか我慢を積み重ねていくほどストレスレベルも上がってしまうかも知れません。

 

逃げる

この漫画の場合で逃げるを選択するのは、難易度は高いかも知れません。

義務教育ですので辞める訳にもいきませんし、登校拒否にしても今後の進学や就職を考えると得策ではないでしょう。

ですが、本当に自分の気持ちが追い詰められてしまいそうであれば、迷わず学校から逃げるべきかも知れません。

 

登校拒否とまでしなくても、別のクラスや図書室などなんでも良いので逃げられる場所を探してみるのも一つの手では無いでしょうか。 

 

変える

変えるというのは一番手間が掛かり、かつ好戦的な選択となります。

この場合ですと、無視をしていると感じている同級生に対し、きちんと向き合い解決する事が”変える”という事になります。

 

つまり、現在の問題がある環境・人間関係を変えるという事です。

同級生と話し合う事が第一歩ですが、それでも解決しなければ教師や親なども巻き込み徹底的に問題を解決する為に行動する必要があります。

必要だと考えたら、教育委員会やメディアを利用する事もありえるでしょう。

 

行動にはかなりの勇気と労力、そしてめげない精神力が必要となりますので、もともとの性格や人間力に大きく左右されるので、こういった強い行動に移る人は少ないでしょう。

 

しかしこういった意欲的な行動を起こせる人は、リーダー気質であったり、起業したりするタイプかも知れません。