ひろし店長のススメ

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新型コロナウイルス治療薬「アビガン」の臨床試験がまもなく完了

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富士フイルムは13日

新型コロナウイルス治療薬の候補「アビガン」の臨床試験(治験)について、約1カ月後に治験が完了し、承認に必要なデータがそろうとの見通しを示した。

感染者数が増えた影響で治験に必要な患者数にめどつき、16日から最終の治験に入り、約1カ月の観察期間を経て「すべてのデータがそろう」とのこと。

 

アビガンはコロナに効くのか

色々な噂が飛び交ったアビガン。

コロナに有効だと報じられたり、効果が無い・副作用が酷い等の悲観的な意見もでていましたね。

 

アビガンは元々インフルエンザの治療薬ですが、

同じウイルスでもコロナウイルスの治療薬としては承認されていませんでした。

 

インフルエンザとコロナのウィルス増殖プロセスは良く似ており、コロナウィルスに対しても有効である可能性があるとして、研究・治験が行われてきた薬です。

ですが治験に入り最終の観察期間まで入ったということは、効果が実証されたという事であり、副作用も許容範囲として収まったのではないかと思います。

 

副作用について

副作用が問題視された訳は

「当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合にのみ、患者への投与が検討される医薬品である。」

とされており、背景には開発の過程で実施した

「動物による安全性試験で胎児に奇形が生じる可能性が認められたため」である。

 

よって妊娠する可能性のある女性や妊婦に投与する場合は留意し、男性に投与する場合には効果期間中は避妊する等の注意事項が設定されている。

 

用法を守ればリスクは回避出来る事なので、副作用の内容は怖い文面だがそこまで気にする必要はないのかもしれない。