ひろし店長のススメ

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アホがコンプライアンスとか言い出すと、ろくな事が無い。

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大相撲力士である阿炎の引退届けは、コンプライアンスに反するとしながらも未受理となったが、出場停止3場所および5カ月50%の報酬減額の懲戒処分を決定した。

 

また、今後程度を問わず協会に迷惑をかける行為を行った場合には、預かっている引退届を受理することと、またそのことを了承する旨の誓約書を提出すること、住居を錣山部屋に移し、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)の監督下に入ることを条件とした。阿炎は当面日常生活に支障のある場合をのぞき、外出禁止とした。

 

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ご時世的に「夜の街」への出入りが快く思われない所はあるのは理解しているが、引退こそ免れたものの些か処分が厳しすぎるのではないかと感じる。

 

筆者の考える罰則としては「PCR検査を行い、結果が出るまでの2周間の出場停止」程度が相応しいと思う。

 

確かに企業でも飲み会や会合、接待を含む飲食店への出入りを禁止している所も多い。世間体や企業イメージを考えれば仕方ないと共感できる点もあるが、そもそもそこに誤った認識が定着してしまっている事に問題がある。

 

国や自治体の言う「自粛」だが、あくまで自粛であり法的根拠があるものでもないし、医学的にも空気感染や間接接触感染が濃厚とされており、夜の街だけを攻め立てている現状こそがおかしいのだ。

当ブログで口を酸っぱくして訴え続けているが、昼の街で感染拡大していなければ夜の街にも感染はしないのだ、それこそ「鶏が先か、玉子が先か」といった話である。

 

不要不急として「夜の街」が吊し上げやすいだけであって、夜の街での接待がなければ業績が悪化してしまう業種も多く存在する。

「仕事の付き合いだから」と言うと男の言い訳に聞こえるかも知れないが、事実として夜の街の接待ありきで契約に漕ぎ着ける事例は多いのだ。

 

 

力士とは、豪快に戦い・豪快に食べ・豪快に飲む。

ある意味夢を売る商売、世間の目が自粛傾向に傾いて居ることも重々承知しているが、こうした夢売る人達こそがこういった事態に対して寛大に見せることも、暗い話題ばかりの今こそ必要なのではないだろうか。

世間にギャーギャー言われるからと、厳しすぎるコンプライアンスで処罰ばかりしていてはいつまでたっても人々の意識が変わることはない。

 

右ならえ、前ならえだけのアホなコンプライアンス委員など猿にでも出来る。

相撲だって大衆の娯楽と考えると夜の街とある種同じ業種である、その同業者を叩く事は自分たちの首を締めていることに気づいてほしいものだ。

 

相撲の観戦だって不要不急だ、いつそう言われ叩かれるか分からないというのに。