愚痴る前にするべき事
愚痴を言いたい時ってあると思いますが、愚痴を言うのは今すぐやめましょう。
そもそも愚痴とは
辞典で調べると・・・
(今となっては)言ってもしかたがない事を、言っては嘆くこと。
言ってもしかたがない事は意味がないのです。
愚痴を言えばスッキリするから言いたい時もあるって人もいるでしょうし、確かに愚痴を誰かに聞いてもらうと何故か気持が楽になったりします。
しかしこのスッキリするメカニズムは、愚痴(無意味な意見)を誰かに言って同意を貰う事で承認欲求を満たしている、といった所です。
文句を言って手っ取り早く承認欲求を満たしたところで、根本的に問題は解決してませんし、自分自身も成長していません。
何より愚痴を聞かされている側の人間の気持も考えたほうが良いかも知れません。
愚痴る前にするべき行動は大きく3つ
積極性の低い方法から 並べていきます。
我慢して耐える
これは一般的な社会人に多い解決方法です。
現在の状況を受け入れ、しかたがない事だと諦め我慢することです。
解決する方法が思い浮かばない、行動する勇気の無い人は我慢して耐える事で現状を維持するのはひとつの解決法と言えるでしょう。
例えば会社の上司がムカツクといった場合、上司に逆らったところで印象が悪くなるだけなので我慢してしまおうといった考え方です。
変える事も、変わる事もなく、自分が我慢して耐えれば良いだけなので、愚痴の原因となっている問題が解決しているとは言えませんが、これ以上状況が悪くなることもありません。
どんな理不尽を受けてもニコニコとして愚痴も言わないあなたは、周囲の人から大人で温厚な人だと評価されることでしょう。
問題から逃げる
次に難易度が高いのは、逃げる事です。
問題から逃げてしまう事で、その状況から脱する事が可能です。
例えば会社の方針が気に入らないなら転職してしまうとか、
結婚生活での問題であれば、離婚や別居して環境を変えてしまうのです。
逃げるというとイメージが悪いかも知れませんが、実は自分の環境を大きく変える積極性の高い勇気が必要な行動です。
しかし思い切りさえ良ければ誰にでも出来る行動とも言えます。
解決するのが難しい・出来ないなら、会社をやめるなり離婚するなり引っ越すなり、状況に応じて取れる方法は違いますが、逃げてしまうのは手っ取り早い解決策です。
愚痴を言うような環境に自分を置いているよりは、快適な環境へ移行してしまってはどうでしょうか。
悪質な環境からさっさと退散できるあなたに、周囲の人達から思い切りの良い行動力のある人だと評価されることでしょう。
問題を解決する
一番難易度が高いのが実は問題を解決することです。
愚痴の原因となる問題を解決することは容易ではありません、高いリーダーシップや行動力、時間や労力が膨大になる可能性もあります。
愚痴を言う暇があったら、その問題に対しての解決策を模索することはとても有意義でしょう。
誰かに相談するのは愚痴とは違います
「この様に不満に思っているのですが解決できる方法はありませんか」
と、上司に相談してみてもいいですし
「もっとこうしたら会社がよくなる」
といった意見をぶつけてみても良いでしょう。
その場合、きちんとプレゼンレベルで内容を練っておかないと只の愚痴になってしまう可能性がありますので注意。
問題を解決する為には様々な能力が必要ですが、なにより自分だけでなく他者も変えていく必要があるので難易度が高いと重います。
他人の行動や意見を変えたりするのはとても難しい事なので、その方法についてはまた別の記事でまとめておきます。
愚痴を言って簡単に承認欲求を満たそうとする浅い人間になるよりは、「諦める」「逃げる」「解決する」のどれかを選択して、無駄にウダウダ言う時間を減らしてみてはどうでしょう。