ひろし店長のススメ

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Intel 唯一の希望 天才エンジニア退職

IntelAMDのCPU情勢をひっくり返したRyzen開発に携わった天才エンジニアとして名高いジム・ケラー氏が2020年6月にIntelを突如退職しました。

退職理由は個人的な理由としていて詳細は不明。

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CPU市場ではIntelが独走状態であったところ

AMD Ryzenの登場で立場が逆転したのは記憶に新しいでだろう。

 

Intel=安心みたいな信仰が根強い為、シェアはそこまでAMDの独断場となっているわけでは無いが、人気・知名度以外の[性能][価格][設計]どれをとってもAMD Ryzenが負ける要素はほぼ無い状態だ。

 

そんな現代最強とも言えるRyzenCPUを生み出したケラー氏が2018年からIntelに在籍していた事で、そのうちまたIntelCPUの全盛期が来るだろうと予測していたが、彼の退職によりIntelの唯一の希望が消えてしまった様に思う。

 

在籍中に新しいアーキテクチャやプロジェクトが進んでいたのなら、それらの商品化さえ実現出来ればまだ望みもありそうではあるが、この電撃退職の様子はその望みすらも雲行きが怪しい。

またケラー氏在職中にどういった成果をあげたのかも不明である。

 

IntelCPUのロードマップは何年か変更されない事も発表去れていることから

しばらくはAMD Ryzenの独走状態が続くかも知れない

 

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ただしケラー氏は契約の関係上6ヶ月間はIntelコンサルタントとして活動するとされており、年内の高性能チップの学会には「Intel従業員」の肩書のまま、学会で基調講演を行う予定とのこと。