働けば働くほど貧乏になる
家賃が足りない、生活費が足りない、子供の養育費や教育費で大変、もっと裕福な暮らしがしたい。
そんなお金にまつわる悩みは尽きない事と思う。
皆さんはお金が足りない時はどうしているだろうか?
残業をする、兼業でバイトをする等、労働時間を伸ばす事が真っ先に思い浮かぶのでは無いだろうか。
経済成長期の日本、私達の親世代はとにかく働けば何とかなる、頑張って働いている人間は偉い、といった風潮があるのでそういった発想になるのは仕方が無いと思う。
しかしこの時点で既に盛大な勘違いが生まれています。
「お金の為に働く」当然の思考ではあるのだが、当初の目標は生活を豊かにすることであり、お金を手に入れる事では無い、と言うことだ。
前世代の様な「みんなで頑張って国を豊かにして、みんな豊かになろう」といった成長期の国では無いのだ。
ここで少し具体的な例をあげてみよう
仮に今より5万円収入を増やすために労働時間を伸ばした場合で考えてみよう
総支給30万円・労働7時間で24日勤務の人を時給計算すると1785円
単純に同じ給料で貰えるなら28時間多く働けばいい。
毎日1時間ほど多く働けばいいのだからそんなに無謀な数字ではない。
でもそれは本当に生活が豊かになったと言えるだろうか?
もっと収入を増やそうと労働時間を増やしてもすぐに限界が見えてくる。
しかし時給10万円の人であればたったの30分で稼げる額だ。
極端な事言ってると思われても仕方無いとは思うが、実際世の中にはこのレベルの人は大勢居るのが事実だ。
でもそんなのは特殊で特別な人だろうって声が聞こえるが(幻聴)本当にそうだろうか?
有名所のYouTuberでHikakinさんはみんな知っていると思うが
彼が特殊で特別な人だろうか?
いいや、ただボイパが出来る顔がキモイおっさんだ(ファンの人すみません悪口を言う意図はありません)、iPhoneでイノベーションを起こしたスティーブ・ジョブズの様な天才でも無ければ超能力がある訳でもない。
彼が人と違う点は、YouTubeというジャンルで頑張って投稿を続け試行錯誤した結果、今の人気YouTuberという地位を手に入れたという事だけだ。
それが十分特殊で特別な人だから出来たんだろと思う方も居るだろうが、YouTubeに投稿するなんて誰でも出来る事で、あなたとHikakinさんの違いは「やったかやらなかったか」の違いしかありません。
時給でお金を得るために労働を頑張った人と、最初お金にならなくてもYouTube投稿を頑張った人の違いがこれです。
何もYouTuberになれと言ってる訳ではありません。
ここまで読んでくれた感の良い読者さんはお気づきかも知れませんが、
頑張る方向を労働ではなく、労働を減らす方向に思考をシフトするべきだと言う話です。
人は本能的に変化を恐れる生き物です、今の仕事は安定しているからと考える人は多いのですが、それは安定しているのではなく、変化しないから安心しているだけです。
失敗やリスクを恐れて、何か新しい事に挑戦しない言い訳に「安定」と言う言葉が使われている、そんな印象を受けます。
事業を始めるも良いし、お店をやってみるの良い、投資に挑戦するのだって良い。
なんでもいいから新しい事に挑戦してみて欲しい、失敗したって死ぬわけじゃ無いんだから。
国や会社の言いなりで労働を毟り取られていては奴隷制度と大差が無いのだから。